4月1日センバツ準々決勝大阪桐蔭 19-0
花巻東まさに完敗です。
投打ともに力の差を見せつけられる試合となりました。
大阪桐蔭と花巻東の選手達の動きを見て決定的に違っているのは、体重移動を利用できているかどうかです。
花巻東の選手は、投手も打者も体の回転にこだわりすぎている感じで、下半身を使った体重移動がほぼ全員不十分です。
投手陣はみな、トルネード気味に上体をひねってから投げていますが、それが反発力につながっていません。
いわゆるトルネード投法は、力感や反発力につなげるために取り入れる投法であり、体重移動を犠牲にして上体だけをひねっても投球エネルギーの向上にはつながらないでしょう。
打者もまた、あまり踏み込まず、上体の回転に頼ったスイングになっています。
その結果、立ち遅れが目立ち、相手投手の力のあるボールに差し込まれる場面が多かった印象です。
投手にしても打者にしても、野球は、前方へエネルギーを伝える競技であることを意識して取り組まなければなりません。
大阪桐蔭の投手陣は、下半身を使った力強い体重移動と大胆な上体の倒しこみを利用して前方へエネルギーを伝えられていますし、打者陣も、下半身で力強く踏み込み、その勢いを利用して思い切り振りこんできます。
敵ながら素晴らしいチームだなあと感嘆した管理人です。
全国制覇を成し遂げるためには、今までの取り組みだけでは不十分なことが目に見えたわけですし、これからの練習方法の見直しが躍進につながります。
全国ベスト8は素晴らしい成績ですが、まだまだ伸びるチームだと確信していますので、期待するがゆえの厳しいコメントになったことをご容赦ください。
今年の岩手の夏が素晴らしいものとなることを期待しています。