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2010年(H.22年度) 春のセンバツ 12日目

第82回選抜高等学校野球大会 12日目 決勝の結果

興南・延長12回5点を勝ち越し、センバツ初優勝

日大三(東京)と興南(沖縄)の決勝戦。日大三は選考では関東・東京の最後の枠で選ばれ、興南は地区大会4強での順当な選出だった。
日大三は初戦から持ち前の攻撃力で勝ち上がり、特に準決勝では大会タイ記録となる9打数連続安打を放ち、一挙10得点。今大会4試合で41得点の強力打線。
興南はエース・島袋の投球が光る。初戦では14奪三振1失点完投、2回戦は智弁和歌山を相手に11奪三振2失点完投、準々決勝では帝京を5安打完封、準決勝は7回無失点と勝利に貢献。現在2回戦から準決勝まで3試合にまたがり、21イニング連続無失点中。
日大三は39年ぶり2回目の、興南は初優勝を狙う。(沖縄県勢としては80回大会優勝の沖縄尚学以来2年ぶり3回目)

第1試合 日大三(東京) ― 興南(沖縄)│観客数 : 43,000人

決勝 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 H
興南 0 0 0 0 1 4 0 0 0 0 0 5 10 13
日大三 0 2 1 0 0 2 0 0 0 0 0 0 5 8
バッテリー (興)島袋−山川
(日)山崎、吉沢−鈴木 【本塁打】平岩、大塚

興南(沖縄)10-5日大三(東京)
日大三は2回裏、無死から2四球と敵失などで2死満塁とすると、島袋が一塁へ牽制悪送球。この間に2者が生還。無安打で2点を先制。
日大三は3回裏、先頭の平岩がバックスクリーン右へソロ本塁打を放ち、リードを3点と広げた。
3点を追う興南は5回表、銘苅の左前打などで2死満塁とし、国吉陸の左前適時打で1点を返した。

興南は6回表、先頭・我如古が安打で出塁すると二盗。2死後、山川の中前適時打で1点返し、なおも一、二塁から島袋、大城滉の連続適時打で、この回計4点を奪って逆転に成功。
2点を追う日大三は6回裏、大塚が右中間へ飛び込むソロ本塁打を放ち、1点差。さらに鈴木の飛球が右前へ落ちる安打で一気に三塁まで進むと、続く小林がスクイズを成功させ、同点においつく。
中盤は目まぐるしい試合展開となったが、終盤は両者無得点で延長線へ突入。

日大三は10回裏、二死二塁と一打サヨナラの場面を作るが代打・清水が投ゴロで無得点。さらに11回裏は無死一塁から犠打失敗で好機を広げられなかった。
興南は12回表、1死から敵失などで二塁まで進むと、日大三・山崎から吉沢へ継投。しかし四球で1死満塁から安慶名の三ゴロを本塁へ悪送球となり、二者が生還。さらに1死二、三塁から島袋が中越え2点滴時二塁打、さらにもう1点追加し一挙5点のリードを奪った。
追い詰められた日大三は最終回、横尾が二塁打を放つも後続が倒れ、力尽きた。

興南(沖縄)は延長戦を制し、センバツ初優勝を飾った。
興南の先発・島袋は延長12回198球を投げきり、打っては4打点と投打に貢献した。

日大三の山崎は今大会13本目の安打を放ち、個人大会通算最多安打記録に並んだ。また興南の我如古も同様に13本目を放ち、記録に並んだ。(甲子園 個人記録参照)

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優勝インタビュー

興南・我喜屋優監督のインタビュー
−センバツ初優勝、どんな感じですか
「いや・・・勝ったというよりも選手たちの執念、信念を見たような気がします。素晴らしい試合でした。」
−12回に5点を取りました。攻撃は見事な集中力でしたね
「はい、沖縄を出てくる時から、いろんな思いを込めての大会でした。見事に選手たちは期待に応えてくれたと思います。」
−7回からは両エースの投げ合いが続きました。この間選手たちにはどんな声を掛けたのですか
「絶対に最後まで諦めない事、必ずチャンスは来るから辛抱して待てと言い聞かせてました。」
−島袋君もよく投げましたね
「はい、島袋も全力を出し切ったし、ベンチも応援団も沖縄で応援している人もみんなの総合力であります。」
−自分たちの野球をやりきった選手たち、監督の目からはどの様に見えてますか
「この甲子園という大きな舞台で本当に一人一人が生まれ変わった様な感じがしました。」
−おめでとうございました
「ありがとうございました。」

興南・島袋投手のインタビュー
−12回まで一人で決勝戦最後まで投げきりました。今の気持ちを教えて下さい
「いやもう本当に今日のマウンドでは気持ちよく投げられました。」
−198球投げたんですが、疲れとかは全く無かったですか
「今日は最後まで自分が投げきるつもりで投げていたので、全然疲れなどは感じていません。」
−それにしても、物凄いゲームになりましたけど、どんな事を考えてマウンドで投げていたのですか
「自分が抑えていれば、打者陣が打ってくれる事を信じて、ずっと投げてました。」
−島袋自身も打って4打点ですよ
「振ったところにボールが来て当たったという感じです。」
−そして横にいるキャプテンの我如古君が、この大会13本のヒットの記録も作りましたけど頼りになったのではないですか
「キャプテンとして、チームの3番バッターとして相当助かりました。」

興南・我如古盛次主将のインタビュー(大会通算13安打で個人大会通算最多安打記録タイに並ぶ)
−すごい声援が飛んでいますが、キャプテンとして初優勝はどんな感じですか
「1回戦から県民の方々からの応援が力になって思いっきり戦う事ができました。」
−優勝の瞬間、島袋投手をどの様に見ていましたか
「かっこいいなと思ってました。(笑)」
−そして我如古選手自身も打ちに打ちました。13安打は選抜大会の個人最多安打記録タイですよ。凄いですね
「チームメイトが日頃からずっと応援してくれた結果がこの記録につながったと思います。」
−改めて興南高校、チームを引っ張ってきました。どんなチームですか
「試合に出る人出ない人、一人一人がゲームに参加して本当にまとまった最高のチームです。」
−それでは最後にお二人にあの声援を送ってくれた皆さんに優勝の報告、メッセージをお願いします
我如古主将「本当に1回戦から沖縄の方々には熱い声援と熱い気持ちを1回戦からもらって共に戦う事ができたので沖縄の皆さん、そしてスタンドで応援してくれた方々、本当にありがとうございました。」
島袋投手「自分たちがここまで勝ち上がれたのも沖縄に残っている応援して下さっている方々やアルプスの方々のおかげだと思っています。ありがとうございました」

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作成:2010-4-3   更新:2010-4-3      閲覧数:4559  
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