2009年(H.21年度) 春のセンバツ 出場校紹介

第81回選抜高等学校野球大会 近畿地区出場校紹介

近畿地区 出場校一覧

地区 出場校
(都道府県)
創部
(年)
部員数
(人)
出場回数
(夏の出場回数)
甲子園
最高成績
2008年
秋季成績
公式戦成績
近畿 6 天理
(奈良)
1908 49 2年連続19回目
(夏23回)
優勝
(夏優勝)
神宮4強
地区優勝
12勝-1敗,率.319
本5 盗17 防2.21
PL学園
(大阪)
1956 40 3年ぶり20回目
(夏16回)
優勝
(夏優勝)
地区準優勝
県優勝
11勝-1敗,率.341
本5 盗12 防0.88
金光大阪
(大阪)
1982 105 7年ぶり2回目
(夏1回)
1回戦
(夏1回戦)
地区4強
県準優勝
9勝-2敗,率.306
本4 盗5 防2.43
福知山成美
(京都)
1923 84 初出場
(夏3回)

(夏8強)
地区4強
県優勝
8勝-1敗,率.300
本1 盗11 防0.59
箕島
(和歌山)
1928 41 18年ぶり9回目
(夏7回)
優勝
(夏優勝)
地区8強
県3位
8勝-3敗,率.306
本4 盗16 防3.00
報徳学園
(兵庫)
1911 84 2年ぶり17回目
(夏13回)
優勝
(夏優勝)
地区8強
県優勝
7勝-1敗,率.349
本2 盗7 防2.91
21世紀枠 3 彦根東
(滋賀)
1894 52 56年ぶり3回目
(夏出場なし)
2回戦
(−)
地区1回戦
県準優勝
4勝-2敗,率.307
本0 盗9 防1.54

近畿地区の選考経緯

彦根東(滋賀)が21世紀枠で選出されたため、同校を除く16校が選考の土俵に上がった。
その中で、近畿大会での試合内容と戦力から8強プラス智弁和歌山(和歌山)、近江(滋賀)の計10校に絞った。

枠数が6つあるため、4強に残った天理(奈良)、PL学園(大阪)、福知山成美(京都)、金光大阪(大阪)をまず選出。
続いて同一都道府県から3校は選出しないという内規に従い、大阪桐蔭高が選考から外れた。

次に初戦で近江に快勝し、優勝した天理にも食い下がったとの評価から、箕島(和歌山)を5番目で選出。
残り1枠の段階で、初戦敗退の智弁和歌山、近江が戦力的にやや劣ると判断され落選。
報徳学園(兵庫)と東洋大姫路(兵庫)の一騎打ちになり、守備力と打撃力で東洋大姫路項を上回ると評価された報徳学園が最後の1枠に選出。

地区別選考委員長は近畿大会での戦いぶり、印象は互角で難しい判断だったことを強調した上で、「選考委員は近畿大会での負け方だけを見て判断はしない。そこにいたるまでの数字、県大会での直接対決も加味した。投手力では東洋大姫路がやや上回るが、守備と打撃は報徳学園が上だった。最終的には近畿地区選考委員の全会一致です」と付け加えた。
なお、補欠1位には東洋大姫路、同2位には大阪桐蔭が決まった。

天理(奈良)

2年連続19回目の選抜出場。選抜は54年に初出場、97年に初優勝を果たしている。
昨秋の県大会では2回戦で延長14回の末に勝利、準決勝、決勝は二桁得点で優勝。
近畿大会は、初戦の立命館戦で5回で4点リードを許す苦しい展開ながら終盤に打線が爆発し、コールド勝利。準々決勝、準決勝は7得点を挙げ勝利、決勝は延長11回の末、PL学園(大阪)を降して17年ぶりに優勝。
明治神宮野球大会でも準優勝する快進撃を見せた。

打線が集中打一気に得点する力がある。秋季大会を引っ張ったのは1年生。
まず1番・内野は打率.500で7打点、さらに先頭打者本塁打を記録するなど、パワーもある。
さらに5番・安田も秋季大会で貴重な適時打を放つなど勝負強い。
2年生も負けてはいなく、3番・西浦、6番・徳山も好調だった。

投手陣は、左腕・沼田、昨夏から経験豊富な右腕・田淵、エースの中山の3人。
地区準決勝では、田淵が完投、決勝では中山がPL打線を延長11回完封している。この2人は県大会で不調ながらも、近畿地区大会では復調している。

◇戦績

 ▽秋季奈良県大会
1回戦 ○  9−0 奈良女大付
2回戦 ○  4−3 高田
3回戦 ○ 10−5 大和広陵
準々決 ○  6−1 奈良大付
準決勝 ○ 10−0 一条
決勝  ○ 11−1 桜井

 ▽秋季近畿地区大会
1回戦 ○ 14−4 立命館(京都)
準々決 ○  7−4 箕島(和歌山)
準決勝 ○  7−6 金光大阪(大阪)
決勝  ○  1−0 PL学園(大阪)

 ▽明治神宮大会
2回戦 ○ 9−1 中京大中京(愛知)
準決勝 ○ 4−3 西条(愛媛)
決勝  ● 6−8 慶応(神奈川)

PL学園(大阪)

3年ぶり20回目の選抜出場で、選抜では過去3回の優勝経験をもつ。
甲子園出場は今春を含めて春20回、夏16回の計36回目。春3回、夏4回の優勝を誇る。

府大会を3年ぶりに制覇。近畿大会は決勝で天理(奈良)に延長11回の末に0−1でサヨナラ負けを喫したが、主砲の勧野(一年)を中心とした強力打線は全国級。エース左腕の中野も変化球を主体とした投球で、近畿大会では腰痛を抱えながらも好投した。

公式戦のチーム打率は.341。1年夏から4番を任され、現在まで高校通算11本塁打、秋季大会打率4割を超える勧野が中心。
出塁率の高い中井、確実性の高い打撃が持ち味の大槻らが引っ張る。
チーム最多の3本塁打の1番・吉川、藤本はチーム随一の打点を誇り、安田主将とともに攻守の要。

投手陣の柱となるのは、制球力抜群の左腕・中野。昨年の秋季近畿地区大会を1人で投げ抜き、4試合で自責点はわずか3。
中野は、ゆったりとした腕の振りから投げるスライダーが武器。
さらに速球派の左腕・井上と右腕・多司の両投手が控える。

◇戦績

 ▽秋季大阪府大会
1回戦 ○ 12−0 信太
2回戦 ○ 31−0 和泉総合
3回戦 ○ 13−0 布施
4回戦 ○ 10−4 大塚
5回戦 ○  9−0 柏原
準々決 ○  2−1 大阪学院
準決勝 ○  1−0 大阪桐蔭
決勝  ○ 11−1 金光大阪

 ▽秋季近畿地区大会
1回戦 ○  8−1 京都塔南(京都)
準々決 ○  7−0 報徳学園(兵庫)
準決勝 ○  3−2 福知山成美(京都)
決勝  ●  0−1 天理(奈良)

金光大阪(大阪)

7年ぶり2回目の選抜出場。02年春と07年夏に甲子園に出場しているが、いずれも初戦敗退し、甲子園未勝利。
横井監督は、就任12年目で春夏2回の甲子園経験がある。

近畿地区大会準々決勝の相手は、昨夏の全国覇者・大阪桐蔭。序盤2−0でリードされたが、7、8回で追いつき、劇的なサヨナラ勝ち。準決勝は天理(奈良)に終盤で4点差から1点差にまで詰め寄ったが敗れた。しかし4強入りを果たした。

エース左腕・木場は、身長169センチと小柄ながら、キレのある直球と多彩な変化球で真っ向から勝負する。
他に左腕・藤本、右腕・大谷川の計3投手で秋季大会を戦ってきた。
守りは中島捕手、主将の石井二塁手、陽川遊撃手が固める。
打線の中心は高校通算21本塁打の4番の陽川、公式戦の打率が5割を超え、ここ一番で勝負強い。

◇戦績

 ▽秋季大阪府大会
1回戦 ○ 9−2 福井
2回戦 ○ 10−0 大阪青凌
3回戦 ○ 7−0 狭山
4回戦 ○ 7−4 関西大倉
5回戦 ○  2−0 近大付
準々決 ○  7−3 大商大堺
準決勝 ○  9−0 桜宮
決勝  ● 1−11 PL学園

 ▽秋季近畿地区大会
1回戦 ○  7−5 智弁和歌山(和歌山)
準々決 ○  3−2 大阪桐蔭(大阪)
準決勝 ●  6−7 天理(奈良)

福知山成美(京都)

選抜出場は初。昨夏に甲子園(通算3回)に出場しており、2季連続の甲子園出場となった。
横井監督は、就任12年目で春夏2回の甲子園経験がある。

チームは昨夏の甲子園大会を経験したメンバー7人が残る。
昨秋の府大会は6試合で38得点に失点3と他校を寄せ付けない試合運びで優勝。
近畿大会1回戦は桜井(奈良)に対し、11安打を放ちコールド勝ち。準々決勝の東洋大姫路(兵庫)戦は2−0の完封勝利。準決勝のPL学園(大阪)戦は序盤に2点リードするも中盤に追い上げられ2−3で敗れた。

エースの長岡投手は昨秋の公式戦8試合で5完封。防御率0.27と安定感抜群。府大会では全42イニング無失点を記録。
最速142キロの直球に切れ味鋭いスライダーを中心に組み立てる。
甲子園でマスクを被った福本捕手がリードする。
打撃陣では細野が打率.435、西元が打点8、渡部が盗塁7でそれぞれ秋季大会チームトップだった。

◇戦績

 ▽秋季京都府1次予選
1回戦 ○ 7−0 加悦谷
2回戦 ○ 7−0 網野
代表決 ○ 不戦勝

 ▽秋季京都府大会
2回戦 ○ 7−0 紫野
準々決 ○ 6−3 京都翔英
準決勝 ○ 4−0 塔南
決勝  ○ 7−0 立命館

 ▽秋季近畿地区大会
1回戦 ○ 9−1 桜井(奈良)
準々決 ○ 2−0 東洋大姫路(兵庫)
準決勝 ● 2−3 PL学園(大阪)

箕島(和歌山)

18年ぶり9回目の選抜出場。選抜は68年の初出場以来、8回出場。70年の第42回大会で初優勝。
夏は7回出場。79年には史上3校目となる春夏連覇を成し遂げた。
OBの松下監督は、79年の連覇の年に1年生で、翌年には選手として甲子園出場を果たしている。
20年間指揮をとった尾藤監督の下でコーチ、部長などを経て、95年に尾藤監督より引き継いだ。(00年に一旦離れる)

昨秋の近畿大会でベスト8入り。1回戦の近江(滋賀)戦で全得点を2死から挙げるなど、打線が粘りを見せた。
部員36人の多くは、有田市や湯浅町など地元出身。冬場には、近隣住民から提供された古タイヤや丸太を使った練習で体力づくりに取り組んできた。

攻撃の中心は俊足で器用さのある宮本と、背筋力が200キロを超す4番・西畑主将。
ともに長打力があり、公式戦のチーム57打点のうち、35打点を2人でたたき出すなど勝負強い。
萬谷のバントなど小技もあり、そつがない。

エース・森本は、切れの良い変化球とマウンド度胸が持ち味で、打たせて取る粘り強い投球をする。
ツーシーム系の球もあり、打ちづらい。県予選、近畿大会をほぼ一人で投げ抜いた。

◇戦績

 ▽県下高校野球新人戦
1回戦 ○  4−1 国際開洋二
2回戦 ●  2−3 初芝橋本

 ▽秋季和歌山県大会(1次予選)
1回戦 ○ 10−0 和歌山西
2回戦 ○  7−3 和歌山工
3回戦 ○  8−0 南部龍神
代表決 ○  6−2 慶風

 ▽秋季和歌山県大会(2次予選)
準々決 ○  8−7 日高中津
準決勝 ●  4−7 県和歌山商
3位決 ○  7−6 伊都

 ▽秋季近畿地区大会
1回戦 ○  5−1 近江(滋賀)
準々決 ●  4−7 天理(奈良)

報徳学園(兵庫)

2年ぶり17回目の選抜出場で、2季連続の甲子園出場。
甲子園出場は春夏合わせて30回。春2回、夏1回の優勝を誇る。

昨秋の県大会で優勝。近畿大会では、準々決勝でPL学園(大阪)に0−7でコールドゲーム負けした。
しかし、県、近畿大会など公式戦8試合でわずか2失策の堅守や要所で集中打を放つ打撃など、バランスの取れたチーム力が評価された。

投手を中心とした堅い守りが特徴のチームで、昨秋の全公式戦で、わずか2失策。
攻撃でも1試合平均4犠打を記録するなど、確実に走者を進め、単打でつなぐ全員野球が身上。
左腕宮谷が公式戦7試合に登板するなど進境著しい。

打線は、チーム打率.344と高く、集中打が光る。打線の軸はシャープな打撃が持ち味の3番・西郷。
1番の辻は出塁率が高く、攻撃のけん引役を担う。

◇戦績

 ▽秋季兵庫県大会
1回戦 ○  5−0 宝塚東
2回戦 ○ 11−0 市尼崎
3回戦 ○  3−2 神港学園
準々決 ○ 10−3 市川
準決勝 ○  4−1 東洋大姫路
決勝  ○ 11−5 滝川二

 ▽秋季近畿地区大会
1回戦 ○ 11−4 県和歌山商(和歌山)
準々決 ●  0−7 PL学園(大阪)

彦根東(兵庫)

21世紀枠での出場で56年ぶりの選抜出場。50年、53年に続く3度目の出場となった。
彦根藩の藩校に始まる伝統校で1876年の創立。野球部は1894年創部。

昨秋の県大会は準決勝までの4試合を1失点で勝ち上がった。決勝で、夏の甲子園出場校・近江に延長10回の末、2−3で惜敗。
近畿地区大会では強豪の東洋大姫路(兵庫)に4−6と善戦するなど、甲子園の常連校とも互角に戦ってきた。

投手を中心とした守りのチーム。
エース・金子は右上手投げの本格派。181センチの長身を生かしたストレートにスライダーを交えたコンビネーションで打者に的を絞らせない。県大会5試合で41回2/3に登板し、失点わずか4と安定。

打線は1番・新谷直主将が、走者がいる時の勝負強さに定評がある。
いずれも打率4割以上の2番・新谷友、3番・大橋と続く打線は確実性が高い。スクイズなど小技も織り交ぜ、機動力もある。

◇戦績

 ▽秋季滋賀県大会
2回戦 ○  5−1 長浜
3回戦 ○  5−0 大津商
準々決 ○  9−0 甲西
準決勝 ○  5−0 伊吹
決勝  ●  2−3 近江

 ▽秋季近畿地区大会
1回戦 ●  4−6 東洋大姫路(兵庫)

選抜出場校一覧へ

選抜出場校マップ 北海道 東北 関東 東海 北信越 近畿 中国 四国 九州 沖縄
プリンタ用画面
友達に伝える
投票数:149 平均点:5.37
作成:2009-1-26   更新:2009-1-26      閲覧数:24833  
前
北信越地区
カテゴリートップ
第81回選抜 出場校紹介
次
中国地区

↑PageTop
Copyright (c) 2008-2017 高校野球-info. All Rights Reserved. | Design by PAGE design lab.